石切の住居
作品名: | 石切の住居 |
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設計者: | 島田陽 |
photo: | (左)Yosuke Ohtake、(右)新建築社 |
大阪の市街地の眺望が眼下に広がる生駒山の中腹の、1930年代に開発された傾斜地に建つ。80年の時を経て数世代の住宅が入り混じった住宅地で、くすんだコンクリートの壁、その上に載る黒い家型、半透明の片流れ屋根、背の高いフラットな白い屋根とその下に銀色の箱といった、様々な世代の建物を想起させるボキャブラリーによって建築が組み立てられ、その間のスペースに居場所がつくり出された。単体の敷地を超えて、この住宅地自体を魅力的に再発見しようとする試み。 |