【12/1-12/9】「アジール・フロッタン物語展」を開催しています
その他
【アジール・フロッタン物語展】
会場:ASJ梅田セル
〒530-0017 大阪市北区角田町8-1 大阪梅田ツインタワーズ・ノース 24階
入場料:100円
主催:一般社団法人日本建築設計学会
プロデュース:遠藤秀平
ナビゲーター:越前屋俵太
会場構成:林陽一郎+横田雄平
グラフィックデザイン:フジワキデザイン
アートワーク制作:小川貴一郎(アーティスト/パリ在住)
アートワーク映像制作:小山ひろみ(空間プロデューサー)
船内ドローン撮影:スターリン・エルメンドルフ
助成:文化庁
協賛:カルチャーハウス香里ヶ丘、井上板金工業株式会社、有限会社リビングCG 他
連絡先: 06-6354-7456 office1@adan.or.jp
【トークイベント(チェーントーク)】
■12月3日(土)15:00~18 :00(定員:20名、先着順)
ナビゲーター:越前屋俵太(京都大学変人講座ディレクター)
登壇者:
五十嵐太郎(建築史家・東北大学大学院教授)
遠藤秀平(建築家・神戸大学名誉教授)
竹口健太郎(建築家・神戸大学客員教授)
辰巳明久(京都市立芸術大学教授)
竹山聖(建築家・京都大学名誉教授)
林陽一郎(建築家・NAAD)
藤脇慎吾(フジワキデザイン)
山本麻子(建築家・大阪工業大学准教授)
■12月4日(日) 15:00~16:00(定員:20名、先着順)
ナビゲーター:越前屋俵太(京都大学変人講座ディレクター)
登壇者:
遠藤秀平(建築家・神戸大学名誉教授)
山名善之(建築家/美術史家・東京理科大学教授)
【展覧会趣旨】
この物語展は、アジール・フロッタンに関するこれまでの取り組みの延長として、この船に関わる100年ほどの出来事を語り継ぐことの始まりのイベントである。
通称アジール・フロッタン、このコンクリート船は1919年に石炭運搬船として建造され、1929年にル ・コルビュジエが難民避難船としてリノベーションを行った。その際に若き前川國男が担当者として従事し、帰国後、日本の現代建築をリードする建築家として活躍した。
アジール・フロッタンは浮かぶ難民避難船として、救世軍に運用され20世紀末ごろまでセーヌ川に浮かび続けてきた。その後、未来へ引き継ぐ文化遺産として修復に着手されるも 2018年 2月にセーヌ川の増水によって水没する。 日仏建築交流の証でもあるアジール・フロッタンの窮地を救うべく日本国内の多くの人々の尽力により 2020年10月に再浮上を果たした。
今後はコルビュジエのオリジナルデザインヘの復元に向けて、次のステージが始まろうとしている。今回のアジール・フロッタン物語展は、この数奇な出来事を日本の人々へ語り継ぐための持続的な取り組みのスタートとなる。1990年にアリの着ぐるみでセーヌ川に飛び込んだ越前屋俵太さんをナビゲーターに迎え、アジール・フロッタンがたどった数奇な物語を多方面に発信する予定である。また、様々なアーティストによるアジール・フロッタン内でのアートワークの発信も広めていきたい。今回は、最初の試みとしてパリ在住のアーティスト小川貴一郎さんがペインティングに挑戦してくれた、その作品と映像も紹介する。