当学会関係者も多く出展している滋賀の家展が開催されています
イベント
滋賀県立美術館にて、当学会関係者も多く出展している滋賀の家展が開催されています。お近くの方は是非お越しください。
【開催概要】
「滋賀県」という視点で「家」を考えてみると、面白いことがいくつもあがってきます。たとえば1961年以降、日本を代表するいくつものハウスメーカーが県内にプレハブ工場を設置しています。また、惜しくも2022年に解体された、黒川紀章設計の《中銀カプセルタワービル》(1972/現存せず)の「カプセル」は、米原市内の工場で制作されたものでした。その意味では(部分的にであれ)Made in Shigaの建築だったとも言えます。そして、滋賀県は面積の半分を森林が、6分の1を琵琶湖が占めるという特徴的な地形ゆえ、多様な暮らしのかたちを見ることができる場所なのです。
本展は、1960年代の日本の住宅産業と滋賀県の強いつながりを示す事例から、現代建築家による最近のプロジェクトまでを、幅広く紹介する展覧会です。パンフレット、模型、図面、写真といった、建築展ならではの資料だけでなく、家具や、建築家や施主のインタビュー映像なども展示します。
また、美術館の前庭やファサード近辺には、実際に入ることのできる小屋やくつろげる縁側も設置します。
建築に専門的な関心を持つ人だけでなく、滋賀での暮らしについて関心を持つ人にとっても、興味深いものになるはずです。本展が、「滋賀の家」と、私たちの未来の生活や環境を考えるきっかけになれば幸いです。
【会期】
2024年7月13日(土)〜9月23日(月・休)
【休館日】
毎週月曜日(ただし祝休日の場合には開館し、翌日火曜日休館)
【開館時間】
9:30-17:00(入場は16:30まで)
【会場】
滋賀県立美術館 展示室3など
【観覧料】
一般 1,200円(1,000円)
高校生・大学生 800円(600円)
小学生・中学生 600円(450円)
※お支払いは現金のみ
※( )内は20名以上の団体料金
※企画展のチケットで展示室1・2で同時開催している常設展も無料で観覧可
※未就学児は無料
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料
※8月は大学生以下の方は無料でご覧いただけます!
小さなお子さんがいる、障害があるなど、様々な理由で来館を迷っている方へ
当館では、しーんと静かにする必要はなく、おしゃべりしながら過ごしていただけます。目が見えない、見えづらいなどの理由でサポートをご希望される場合や、そのほかご来館にあたっての不安をあらかじめお伝えいただいた際には、事前の情報提供や当日のサポートのご希望に、可能な範囲で対応します。
【主催】
滋賀県立美術館、京都新聞
【特別協力】
株式会社 木の家専門店 谷口工務店、BBCびわ湖放送
【協力】
成安造形大学芸術学部 地域実践領域
成安造形大学 附属近江学研究所
【後援】
エフエム京都
【助成】
公益財団法人朝日新聞文化財団
【企画】
三宅 敦大(滋賀県立美術館 学芸員)