【3/23-4/3】「アジール ・フロッタン復活展」を京都市京セラ美術館 光の広間にて開催します

2022.03.01 イベント

Asile Flottant 2020.10©️Hiroshi Maeda

アジール ・フロッタン復活展 −ル・コルビュジエと前川國男が残した浮かぶ建築−

会期:2022年3月23日(水) 〜4月3日(日) 10:00〜18:00

  ※入場は閉館の30分前まで ※月曜休館

会場:京都市京セラ美術館 光の広間

入場料:100円

 

<連続シンポジウム>

・イベント1~5

会場:京都市京セラ美術館 地下講演室

定員:100名 参加費:無料  ※会場参加には事前申込が必要です。

当日はオンラインでも同時開催します(予約なし・定員500名)

→イベント当日のZoomウェビナー参加はこちらから(イベント1~5共通URL)

 

イベント1 3/23() 16:00-17:30

テーマ:越境を語る モデレーター:遠藤秀平(建築家·神戸大学名誉教授)

越前屋俵太(書家·京都大学変人講座ディレクター)、佐藤知久(京都市立芸術大学教授)、山内裕(京都大学大学院教授) 

→イベント1 会場参加事前申込はこちらから

 

イベント2 3/25() 16:00-17:30 

テーマ:アジール·フロッタンの可能性 モデレーター:遠藤秀平(建築家·神戸大学名誉教授)、

倉方俊輔(建築史家·大阪市立大学教授)、竹口健太郎(建築家·神戸大学客員教授)、田路貴浩(建築論·京都大学教授)、山本麻子(建築家·大阪工業大学准教授)

→イベント2 会場参加事前申込はこちらから

 

イベント3 3/26() 16:00-17:30

テーマ:ル·コルビュジエと日本建築の現在 モデレーター:竹山聖(建築家·京都大学名誉教授)

青木淳(建築家·東京藝術大学教授)、團紀彦(建築家·青山学院大学教授)

→イベント3 会場参加事前申込はこちらから

 

イベント4 3/27() 14:00-15:30

テーマ:未来への遺産アジール·フロッタン モデレーター:遠藤秀平(建築家·神戸大学名誉教授)

五十嵐太郎(建築史家·東北大学教授)、加藤道夫(NPO Espace Le Corbusier  代表理事·東京大学名誉教授·東京理科大学客員教授)、山名善之(建築家/美術史家·東京理科大学教授)

→イベント4 会場参加事前申込はこちらから

 

イベント5 3/27() 16:00-17:30

テーマ:水辺/可動/ドローイングから建築を拓く モデレーター:五十嵐太郎(建築史家·東北大学教授)

光嶋裕介(建築家·神戸大学特命准教授)、牧紀男(京都大学防災研究所教授)、米澤隆(建築家·大同大学准教授)

→イベント5 会場参加事前申込はこちらから

 

イベント6(国際シンポジウム) 4/3() 19:00-21:00(日本時間) ※オンラインのみ開催

テーマ:アジール·フロッタンから見る日本と西洋のモダニズムの起源と発展 モデレーター:光嶋裕介(建築家·神戸大学特命准教授)

ヨルク·グライター(建築理論家·ベルリン工科大学教授)、ヘラ·ファン·サンデ(建築家·ブリュッセル自由大学およびルーヴェント大学教授)、ビデオ参加/遠藤秀平(建築家·神戸大学名誉教授)

→イベント6 Zoomウェビナー参加はこちらから(予約なし・定員500名)

 

展覧会趣旨:

アジール・フロッタンとは1929年に、ル・コルビュジエが救世軍の依頼によりリノベーションした船「ルイーズ・カトリーヌ号」の通称(浮かぶ避難所)です。パリ市内に石炭を運搬するために1919年につくられたコンクリートの箱船で、その船を救世軍が買いとり、第一次世界大戦の影響によりパリ市内に多くいた難民を収容する目的で避難所へとリノベーションしたものです。当時、コルビュジエの元に弟子入りしていた日本人建築家・前川國男がこのプロジェクトを担当し1929年に完成させています。
 浮かぶ避難所は、その後セーヌ川に100年近く浮かび続けてきましたが、2000年ごろには避難所として運用されなくなりました。2006年からパリの有志5人により、アジール・フロッタンを後世に引き継ぐため、救世軍から船を買取り補修工事が行なわれてきました。2018年には再び内部を見ることが可能となる予定のもと、2018年秋に船内で日本人建築家展を開催する企画を2017年から進めていました。しかし、2018年2月、セーヌ川が増水したことによるアクシデントにより、アジール・フロッタンが水面下に呑み込まれてしまいました。(この実現できなかった展覧会は、オルレアンとパリ、そして神戸と横浜において開催することができました。)
この窮地を救うため、日本建築設計学会では前川國男が設計した縁のある国際文化会館からの助成を受け、2019年3月からアジール・フロッタン復活プロジェクトをスタートさせました。途上、フランスにおける黄色いペスト運動や新型コロナウイルスの蔓延による中断、縦割り行政による工事許可の遅延など様々な障壁に見舞われました。しかし、アジール・フロッタンは2020年10月19日に無事浮上。水没から2年8ヶ月水中にありましたが、セーヌ川左岸に再びその勇姿を現したのです。
 本展覧会は、このようなアジール・フロッタン復活への取り組みと、100年におよびセーヌ川に浮かんできたコンクリート船の歴史を紹介するものです。


遠藤秀平
建築家、神戸大学名誉教授、
一般社団法人日本建築設計学会副会長、本展プロデューサー